鹿児島の生活 ことり日記

鹿児島在住、犬と猫とおいしいものが好き。

かごしま近代文学館 「続 向田邦子の装い」 にうっとり

おととい11月27日はブルース・リー(格好よかった!)の誕生日でしたが、きのう11月28日は鹿児島とゆかりの深い向田邦子さんの誕生日。

 

先日、かごしま近代文学館の企画展「続 向田邦子の装い」に行ってきた。

 

向田邦子さんが身に着けたお洋服を中心に、靴やバッグまで展示されている。

もう何十年も前のモノもあるのに、現代でも十分おしゃれに感じられる品が多く、「今、私がコレ欲しいよ…」と思うものも少なくなかった。

 

ちなみに私がいちばん「欲しい」と思ったのは、向田さんが30代の頃(ということは1960年代くらい‼)、銀座の「ルネ」というお店で仕立てた赤と黒のツイード生地のスーツ。

 

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↑ 公式図録『装いー向田邦子のおしゃれ術』(1,600円)より

 

色合いとプレーンな形が上品でいいなあ…

くるみボタンもクラシックでかわいい。

裏地がシルクって、贅沢。

着心地良さそう、あったかそう。

さらに、よ~く見ると袖がラグランになっている !

 

 ラグラン袖って、ジャージ等のスポーツウエアによく用いられている、首の付け根から脇の下にななめに縫い目が走っている袖だ。

 

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↑ これがラグラン袖

 

脱ぎ着しやすくて、腕を動かしやすい。

私は肩こり持ちなので、ラグランスリーブに弱いのだ。

 

トレンチコートなんかだとラグラン袖はあるけれど、スーツって珍しい気がする。

ツイード生地で縫い目がわかりにくいからラグランにできたのかな。

こんなスーツなら肩もこらないかも。いいなあ。

スーツを着る機会がとんとない私でも、欲しくなってしまう。

 

ほかにも素敵なお洋服が一杯で、目移りしてしまった。

最近見かけない、ベルベットなんかもあって懐かしい。

何十年も前のお洋服なのに、保存状態も良くて、色も鮮やかでとても綺麗。

リーフレットにも主なお洋服の解説が載っていたけど、もっと見たくて図録も購入したのだった。

 

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 ↑ リーフレット

 

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↑ 広げるとこうなります 

 

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↑ 裏はこんな感じ

 

夜、ふとんの中でゴロゴロしながら図録を眺めて「いいわ~、この服」と、うっとりする毎日。 

 

同展は来年3月2日(月)まで。入館料一般300円、小中学生150円。

向田ファンはもちろん、お洋服好きな方も楽しいと思いますよん。

 

 

かごしま近代文学

鹿児島市城山町5ー1

099(226)7771

火曜休館 

※祝日の場合は翌日、また12月29日~1月1日もお休みだそうです

 

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