鹿児島の生活 ことり日記

鹿児島在住、犬と猫とおいしいものが好き。

大河ドラマ「西郷どん」観たぞ!

鹿児島とNHKといえば、NHK鹿児島放送局登坂淳一アナウンサーがNHKを退職されたみたいですね、残念。

年明けてから見ないなあ…と思っていたら、まさか退職とは。

あ~、登坂アナ。鹿児島にいらっしゃるうちに一度くらい、天文館とか鹿児島中央駅ですれ違ってみたかった!ホント残念。

 

 さて、気を取り直して録画していた「西郷どん」の1回目、2回目を続けてやっと観ました。

 

西郷どん 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

西郷どん 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)

 

 

感想は…よかった~‼ 地元なのでもうワクワクしながら見ました。

 

相撲で始まる躍動的なオープニングには、これから始まる物語への期待が膨らみ、美しい風景の数々には、何十年も住んでいる私でも「この角度から見る桜島ってこういう形なんだ。」とか「鹿児島にこんなきれいな滝があったんだ」とか発見の連続。

 

桜島って、意外とすっきり見えることがないんです。普段結構ぼや~っと霞がかかったようにしていることが多い。雨上がりの晴天時とか条件が揃わないと絵葉書のようにくっきり美しく見えない。

撮影時はクロサワ映画のように天気待ちとか相当あったんじゃないでしょうか?

 

ストーリーは妙円寺詣りとか洗濯ものは男女別とか、自分が体験してる事や祖母世代から聞いた鹿児島ネタも散りばめてあって話にぐいぐい引き込まれます。

 

磯の別邸で小吉が小さい子を置いて逃げようとするシーンや、小吉を斬ってしまった子が謝りに来ながらも身分の差を意識して責任を逃れようとするシーン、第2回目の百姓の描写等は、正義役と悪役をきっちり色分けしない部分がとっても中園ミホさんの脚本ぽく感じました。

人間色んな面があるからキャラクターに厚みがあるというか…完全にいい人や悪い人ってなかなかいないですもんね。

 

糸ちゃんと小吉の赤い糸めいた子供の頃の出会い、大人になってからの距離感も気になる。

現在アラフィフ以上のおばちゃん達は昔「キャンディ・キャンディ」でこのパターンを刷り込まれてるからね、大好き。

もちろん私も大好物です。これからが楽しみです。

 

あと出演者の方々がバリッバリの鹿児島弁を上手に話しているのにびっくり。

今まで見た鹿児島が舞台のドラマや映像の中でもすごくレベルが高いと思う。

ちなみに私が「鹿児島弁がうまい!」と思った作品はこちら ↓

 

maru-piyoko.hatenadiary.jp

 

maru-piyoko.hatenadiary.jp

 

「西郷どん」ではイントネーションはもちろん、単語も「やっせんぼ」とか鹿児島独自のワードをバンバン使っていて、出演者の方々相当ご苦労されたのではないかと。

それにしても鈴木亮平さんの鹿児島弁はうまかった‼

主役でセリフの量も多いのにすごい!

あと私が印象に残ったのは、久光役の青木崇高さん。「翔ぶが如く」で大久保利通を演じた鹿賀丈史 さんや、「篤姫」で小松帯刀を演じた瑛太はやっぱりさすがと思いました。

 

子役たちの演技も上手!

大人役とのイメージが近いのもいいですね。

大人時代に突入しても違和感なく見られました。

 

あと、最高にかっこよかった渡辺謙

本人が素敵なのはもちろんですが、衣装がいいなあと思って調べたら、衣装担当は晩年のクロサワ映画を支えた黒澤和子さん(映画監督、黒澤明さんの長女)だそうです。沢村一樹が身に着けてた緑の袴もいかしてました。

 

鈴木亮平さんの西郷どんは人の良さが伝わってきて応援したくなります。

しょっちゅう走ってて汗かいてるのに、清潔感があるのも魅力。

 

麿(登坂アナ)はいなくなっちゃったみたいだけど、「西郷どん」も始まってあいかわらずNHKから目が離せない年になりそうです。

 

キバレ(頑張れ)西郷どん‼