鹿児島の生活 ことり日記

鹿児島在住、犬と猫とおいしいものが好き。

松本隆特集で島津亜矢が好きになる!

ちょっと前のことですが、3月6日放送のNHK「うたコン」は作詞家・松本隆特集でした。

私、松本隆さんが松田聖子ちゃんの作詞をしていた頃から大好きなんです。あまりテレビには出ない方ですが、この日は生放送に出演と聞いてすっごく楽しみにしてました。

 

聖子ちゃん初めてのベストアルバム「Seiko・plaza」はレコードを買って何度も何度も聞きました。2枚組でね、ちょっとした箱みたいなパッケージだったよね確か。

封入されていた特製クリスタルシングル「With You」が透明なシングルレコードでまた素敵だったんですよ~。

もうレコード針を落とす前からドキドキしたのを思い出します。

 

今でも松本隆作品は聴いています。

なんだろ、聴くといきなり違う世界に連れていかれるような、そんな感じが好き。

あと、知らない世界や言葉を教えてもらえるようなところもありますね。

 

「うたコン」でゴスペラーズ村上てつやさんがおっしゃっていましたが、小学生の頃、聖子ちゃんの「セイシェルの夕陽」でセイシェルって何ですか?って思って自分で調べたそうです。

そういえば私も聖子ちゃんの「Rock'n'roll Good‐bye」でバンジョーって何ですか?って思って調べたのを思い出した。懐かしい。(ちなみにバンジョーは楽器です)

 

 

 話は変わりますが、私が昔好きだったドラマで2010年のNHK時代劇「咲くやこの花」というお話がありました。

成海璃子ちゃん演じるヒロインの町娘は百人一首が大好きで「大江戸かるた腕競べ」を勝ち進んでいくのですが、このストーリーで鍵となる歌がこちら ↓

「由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ恋の道かな」

 

これ聞いた時、松本隆さんが作詞した薬師丸ひろ子さんの「Woman~Wの悲劇より~」と聖子ちゃんの「哀しみのボート」が頭に浮かびました。

いずれもオールや櫂をなくして、もはや制御できない舟の行方と、運命に流されるままの恋の行く末を重ねている…。

 

以前、松本さんがインタビューか何かで「恋愛は普遍的なものだから時を経ても詩が古びない」といった内容のことを語っていたのですが、この百人一首を聞いた時、「すごい、恋の歌って百人一首の昔から現代まで変わらないんだ」と驚いたのを覚えています。

 

さて、そんなこんなで楽しみにしていた「うたコン」。

聖子ちゃんや原田真二さん、薬師丸さんに南佳孝さんまで!  とてもゴージャスな出演者たちにワクワク。もちろん録画もしましたが、生放送も楽しみたくて気合を入れて観ていました。

 

で、ゴスペラーズの「君は天然色」が終わって、演歌歌手の島津亜矢さんが振り袖姿で現れた時、「あ、ここは録画で見ればいいかな、ちょっくらトイレに…」と席をはずそうとしたのですが(ごめん、亜矢さん)、山下達郎「DREAMING GIRL」を歌いだすと動けなくなってしましました。

 

う、上手い!

ものすごく上手い!聴いてて気持ちいい!

島津亜矢さんってこんなにいい声で上手かったの‼

テレビの前で固まってしまいました。

 

いやはや、演歌の人なんだから上手いんだろうなとは思っていましたが、なんかもう感動レベルに良かった。

サビの高音部分とか、聴いてて体がふわっと浮き上がる感じ。ちょっとびっくりした。

 

 歌い終わった後は 会場で松本隆さんも、

「 島津亜矢、最強ですね」

「はっきり、ノックアウトされました」

 と、べた褒め。

 

 当日の様子は亜矢さんのブログや… 

www.shimazu-aya-koenkai.com

 

 司会の小郷知子アナ(この人も上品で大好き!)のブログでも紹介されています。

www.nhk.or.jp

 

ちなみに 島津亜矢さんのことが気になってアマゾンを見たところ、既にカバーアルバムが4枚も出ていて、どれも大好評っぽい。

 

Singer

Singer

 

 そしてカスタマーレビューが高評価で熱い!

あ~、亜矢さんが歌う「SWEET MEMORIES」が聴きたい。

コンサートにも行ってみたい。洋楽のカバーも生で聴いてみたい。

 

コーフンして、実家に行った時に母に「島津亜矢って歌、上手いね!」と話したら、「亜矢ちゃんは上手かよ。知らんかったね?」と何を今さら的な扱い。知ってる人には当然のことだったか…。

 

松本先生もお気に入りっぽいので、これを機会に松本隆さんだけのカバーアルバムを出してほしいなあ。そしたら絶対買うんだけどね。