鹿児島市立美術館 歌川国芳の世界展 後期 (本日開幕)に行ってきた。
鹿児島市立美術館で今日から後期が始まった「歌川国芳の世界展」に行ってきた。
朝イチに出かけたのだが、思いのほかお客さんが多い。
やっぱりこの間(前期)は雨だったから、空いてたのかも…。
でも、まあ多いと言っても、まだ作品間近でゆっくり見れるレベル。
時々詰まっている所は、すっとばかして先に進み、後から戻ってじっくり見れたので早めに来てよかった。
後期のお目当ては、
■「東都三ツ股の図」
スカイツリーを予言していた!?と話題になった絵だ。
うーん、不思議、確かにスカイツリーに似ている。
井戸堀のやぐら? でも、それにしても高すぎないか?
当時の土木技術で、こんなに高いものが作れたのだろうか?ほんとうに謎だ。
そして今回2回目ということで、前回よりも色々気づいて考えた。
ちなみに貼りつけてある画像は、購入した絵はがき、及び広告等から持ってきたもので、美術館で写真は撮っていません。
■「鼠よけの猫」ねずみよけのねこ
「猫侍」という北村一輝主演のドラマの中で、猫の姿が書いてある絵を「ねずみよけ」として売っている…というシーンがあったけど、本当にそんな絵があったんだ。びっくりした。そしてそれを国芳が描いているというのも二重にびっくり。おもしろいこと考えるなあ。
前回来た時は「朝比奈」という巨人を描いたガリバー旅行記みたいなのが面白いと思ったが、今回はこの作品に心ひかれた。
国芳は武者絵でブレイクしたそうで、入口から化け物退治っぽい絵が何枚かあって、その後この絵にたどり着く。
要するに、「人間より巨大な」「得体のしれない化け物と」「ひとりで(もしくはチームで)」「刀でもって戦う」というのを何枚も何枚も続けて見るわけだ。そののち「大江山酒天童子」を見ると………
「進撃の巨人」に見えてしょうがない。
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ま、最近読んではまっているからなんだけど、こういう設定は時代を超えて愛されるのだなあ…と思った。
■「八町づつみ夜のけい」
この向かって右の見返り美人っぽいポーズをとっている女の人の着物がイカす。黒と白の大きなチェック柄(弁慶縞)…黒い帯の分量、これ洋服で再現したらコムデギャルソンみたいになるんじゃないだろうか。
■「狸のあみ打」「狸のおふらい」「天狗のまね」「地引たぬき」
狸が自分の”もちもの”で、魚をとったり天狗のまねしたりするんだけど、これ見て「がきデカ」を思い出したのは、私だけだろうか。
■「金魚づくし 酒のざしき」
いいなあ、金魚。売店でマグネットも購入してしまった。
前回は猫ばかり目が行ったけど、金魚もカワイイ。いい味出してる。
帰りに2階の喫茶店hana cafeでおみやげのクッキーを購入。
箱にかけてあるリボンも和テイスト。1,200円。
くじらの他にも、猫やひょうたんと盛沢山。
確か味も、ストロベリー味とか、それぞれ違ってたみたいだが、食べるのがもったいなくてまだ確かめていない。
hana cafeのHPによると店内でも食べられるそうだ。
ドリンク、アイスクリーム付きで1,000円。単品800円。
さて、いつ食べよ…