もうすぐお盆なので考えてみた、お墓のこと その1
暑い~、もう八月。そしてもうすぐお盆。
お盆といえばお墓参り。
私の母親(後期高齢者)の知り合いで、お墓を墓地からお寺の納骨堂へ移す人が、数年前から増えてきている。
鹿児島県の地方から鹿児島市の納骨堂へ移す人もいれば、鹿児島市内にあるお墓から、さらに便利な街中の納骨堂へ移す人も。
主な理由は、
①独身でお墓を継ぐ人がいない。
②子どもが女の子だけなのでお墓を継ぐ人がいない。
③息子はいるが、遠方に住んでいるのでお墓参りが大変。
④自分が高齢になって、お墓参りが大変。
だいたいこんな感じらしい。
①と②はなんとなくわかるけど、③と④も意外に多い。
鹿児島のお墓って山の上とか斜面とか、ほとんど郊外のちょっとアクセスの悪い所にある。
駐車場も無くて、周辺道路がお彼岸やお盆に大渋滞する事も。
都会に住んでいる息子が飛行機で帰省してくる度にお墓参りをしてくれるけれど、不便な場所にあるお墓だと半日つぶれて申し訳ないし、夫も他界して車もないので、お墓までのタクシー代もかかってしまう…というわけで、せめて便利な場所に移したいというケース。
「お墓はキチンと維持しなくては」という思いの強い生真面目な高齢者は、墓守さんにお金を払って管理してもらってもなお、お彼岸やお盆、命日、年末など、最低でも年に数回はタクシーでお墓参りに出かけて、自分で花を活け、掃除をする。
暑かったり、寒かったり、天気が悪い日とか大変。
鹿児島のお墓につきものの階段や坂道も膝が悪い人には大変。
この大変さをなんとかしたいと思うケース。
ちなみにウチもお墓は既にあるものの、納骨堂へのお引っ越しを検討していて、それは③・④上記二つの理由による。
で、母の知り合いで納骨堂へ移した方々は口々に
「楽よ~」
「墓参りをする他の親戚からも喜ばれた」
と、報告してくる。
ちなみに皆さん口をそろえておっしゃるのは、納骨堂に入れるのを反対するのは必ず「一番墓参りをしない人」だそうです。
なんだか介護でもこんな話聞くような…。(続く)