もうすぐお盆なので考えてみた、お墓のこと その2
私の母親(後期高齢者)の知り合いで、お墓を墓地からお寺の納骨堂へ移す人が、数年前から増えてきている…というお話の続きです。↓
そんなこんなで、「ウチも納骨堂に移そうかね」と思案する母に付き添い、私も何件か見学に行ったことがある。
ビルの谷間の駅近でアクセス抜群の所とか、家から割と近い住宅街とか、地下というのもあったなあ…
近くまで行ったのに場所がわからなくてウロウロしていたら、ばったり母の同級生に会って、「その納骨堂なら私、買ったよ。もうね、楽よ~」と道を教えてもらったこともあったっけ。
しかし、いいなと思うところはお値段も高いし、既に完売している所も。
「あれっ、少し空いてましたよね?」と言っても、その地区の昔からの門徒さんのためにとってあったり。
同じ宗教の門徒でも、地区なんかもあってなかなか難しい。
納骨堂って大っぴらに宣伝もしないので、口コミで聞きつけて見学に行っても遅かったりするし、建てる予定はあっても正確には決まってなくて、「ちょくちょく問い合わせてください」と言われたり。
ネットショッピングみたいに、入荷したらお知らせメールというわけにもいかないんでしょうが…。
で、何年間かこの納骨堂問題を抱えている状態なのだが、先日母親から意外な提案が。
「よく考えたらさ、私(母)が居なくなったら(お迎えが来たら)実家ってなくなちゃうわけじゃない?お父さんもとっくの昔にお墓の中だし。」
「そうだね。」
「私(母)も居ない、実家もないのに、○○ちゃん(息子)が飛行機代と宿泊費使って年忌の度に帰ってくるっていうのも大変だよね。」
「そうだね。」
「だから、納骨堂を○○ちゃんちの近くに買ったらどうけ?」
「へ!関東に買うって事!?」
「そうそう、帰省の手間が掛らなくていいと思わん?」
「という事は、地元に残った私の方がお墓参りをする時は飛行機に乗る事になるわけ!?」
「そうなるね」
「と…とりあえず、それは○○ちゃんに相談した方がいいね…奥さんの意見もあるだろうし…」
思わぬ発想の転換に驚いたけれども、それもアリなのかなあ。合理的かなあ。
ま、話し合いも必要となってくるので、すぐには答が出ないんだろうけど。
お墓問題とは、まだしばらく付き合うことになりそうです。