お菓子の福美屋 の芋餅が始まった
こないだ、鹿児島駅前踏切の角にある「お菓子の福美屋」に行きました。
地元のおばちゃんに人気のお店です。
私、中学の頃、この辺りをよく通っていました。
あれから何十年、鹿児島駅周囲は市電乗り場が立派になったり、マンションが建ったりして、ずいぶん変わりましたが「福美屋」さんは変わらないなあ。懐かしい。
応対に出てきてくれたお兄さん(感じがいい)を前に、ショーケースを品定め。
まずは、あの歯ごたえがたまらない昔懐かしドーナツ。そして、まさにこれを“破れ”といわずしてどうするという、あんこはみ出しまくりの破れ饅頭。
そうそう、これが楽しみなのよね。
と、ドーナツと破れ饅頭を注文したところで、奥の畳の間からご主人の声が。ま、まずい。これは…。
「おう、ちょうど今日かい、芋餅も始めたど」。ゆら~りと煙草をくゆらせながら、ご主人の魔術のようなセールストークが始まる。
そう、ここのご主人=じいちゃんが何か話し始めたら、断るのは難しい…。
「ぬっか間は出来んでな。よか日に来やった。今日かいやっど、芋餅」。
いつも「ちょうどドーナツが揚がった」「ちょうど餅が炊けた」と、なぜか「ちょうど」の嵐。
この話術に、これまで何度やられてきたことか。これで、いつも500円前後のところが、1000円札+αを出す羽目に。
…結論から言うと、はい、やられました。ご主人に。ドーナツに破れ饅頭、そして芋餅。
自分だけのおやつのはずが、実家の母に「お土産~!」と持って行って喜ばれました。
ご主人、ありがと~(泣)。
お菓子の福美屋
鹿児島市小川町8-2
099-226-7231
8:00~19:00ごろと思われます
不定休と思われます