熊本 人吉 翠嵐楼に行こう!
人吉の翠嵐楼(すいらんろう)という旅館が好きです。
私はそんなに旅行する方でもなく、ましてや同じ旅館に何度も泊まるなんてのはこの旅館だけ。な~んか、自然に好き。
100年以上前から営業されている由緒ある旅館ですが、こじんまりしていてスタンダードクラスだと比較的手ごろな宿泊価格。
気楽に泊まれる雰囲気で、ご家族連れや老夫婦、御婦人グループ等をよくお見かけします。
今回はちゃんぽん好きのAとざるそば好きのBを誘って行ってきました。
この日はすこし暑かったのですが、ロビーでチェックイン手続きを済ますと、柚子ドリンクを出してくださいました。よく冷えて美味しかった~。
↓ こちらが客室、一般的な和室です。オートロックでも、ましてやカードキーでもありませんが、掃除も行き届いていて十分です。
↓ 窓からは川が見えます。
早い時間にチェックインすると、球磨川下りの船をみかけて手を振ることも。
では、早速1回目のお風呂の展望浴場へ ↓
ここはそんなに大きな旅館ではないのに、なんと泉質の異なる三つの源泉があり、浴場が男女それぞれ3つずつあるんです!(ちなみにそれらとは別に足湯もあります)
そのせいか、満室の時でも浴場が混み合ってて困った…という経験をしたことがない。
あと、年とると相手によっては同性でも一緒にお風呂に入るの恥ずかしいことないですか?
「この下腹を見られてなるものか」みたいな。
そんな時は「私は○○の湯の気分」とか言って別の浴場に行っちゃうという手も使えますね。そこも便利。
そして、入浴後はお待ちかねの部屋食。
ここはお料理が楽しみなんです!
味付けとか、量とか、いちいち私に丁度いい。
↓ 梅酒と小鉢とお造り。ちっちゃなものも全部美味しい。
そう言えば、あの料理の鉄人・道場六三郎さんがつまらない旅館・料亭の先付けのことを「手あかの塊」(うろ覚え)とか言ってて、大笑いしたことがあるなあ。
でも、ここはそんなこと全然ない!
ぜ~んぶ美味しい‼
↓ 追加で頼んだ馬刺し。写真撮る前にちょっと食べちゃいましたが、1,500円。
↓ 蓋物と揚げ物。茶碗蒸しは松茸のいい香り!
あられをまぶして揚げた紫芋万十の中には海老が。ほくほくして美味しい。
鮎は焼いてから、すぐ持って来てくださいました ↓
炭の七輪にのせてあるので、熱いまま。
自分のタイミングで皿に移して食べ始められます。
↑SL鍋。火を付けて蒸気が勢いよく吹き出したら食べごろです。
↓ 最後の炊き込みご飯は自家米!薄味で上品なお味です 。
おひつに残った分はおにぎりにして夜食に食べようかな、と思っていたのですが、結局おかわりして全部食べてしまった。
添えてある漬物ももちろん自家製。
デザートのプリンも美味しい。
濃厚な味でしたが、小ぶりだったのでお腹にもたれず、後味すっきり。
ふい~っ、ごちそうさま。
ここの料理のどこがそんなにいいのか、自分でも考えてみました。
たいていの旅館の料理って、
「これはいらなかったな」 とか、
「これ大きすぎ」とか、
「最後の炊き込みご飯しょっぱすぎ」とか、
「この料理だったら、もちょっと値段下げなきゃ」とか、
何かしら「こうすばいいのに」と思いがちなのですが、私の場合、翠嵐楼ではそう思う事がないんですよね。そこが好きなんだと思います。
あ、何かえらそう、私。書いてて汗出てきた。ふう~っ。
そして翌朝、7時位だと朝もやがすごいです。涼しくて気持ちいい!
2回目のお風呂は106年前の湯船がそのまま残る地下の「御影の湯」へ。
地下なのに窓から朝日が燦々と入って明るい!天井が高くて気持ちいい!
しかも他に誰も入っている人がいない、貸切状態。贅沢です。
風呂上がり、お肌すべすべですっかりいい気分になって朝食会場へ。
右上の鍋は温泉湯豆腐です。↑
こまだれと柚子胡椒を付けて…う~ん、クリーミー。
あと、卵かけごはんと海藻みたいなのが入った味噌汁が美味しかった!
食後は温泉水で入れたコーヒーを楽しみました。
球磨川べりに出てみると、少しもやが晴れ、散歩の方々もちらほら。
気持ちのいい朝です。
かわいい柴わんこ。
せっかく飼い主さんに了承を得てカメラを向けたのですが、パトロールに忙しいらしく
お顔が写せず残念。
3回目は露天風呂のみどりの湯へ。
ここも木に囲まれて気持ちよかった。
入浴を終えて10時にチェックアウトする頃は、すっかりもやも晴れ、晴天に。
さて、どこ行こうかな。
今回も大満足の翠嵐楼でした。う~、リフレッシュしたぞ~。