鹿児島の生活 ことり日記

鹿児島在住、犬と猫とおいしいものが好き。

大阪・京都に行って来た! 美術館編

島津亜矢コンサートの為に、大阪に行きました。

せっかくなので、他に何か見るものないかな?と思って、京都で美術館のチラシを眺めていたら、通りすがりの60代位のご婦人から声を掛けられました。

「最近、オープンしたばかりの美術館がありますよ」

と言って、紹介されたのがこちら ↓

 

fukuda-art-museum.jp

ネットで調べてみると、あまり美術に詳しくない人でも楽しめるらしい。

それなら安心。早速行ってみた。

嵐山にあるので、嵐電に乗ったのですが、なんと福田美術館のラッピング車両!

外も内側も美しい!すごい。力入ってます。

 

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福田美術館は、渡月橋近くの すごく便利な場所にありました。

館内から渡月橋がきれいに見られます。贅沢。

 

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展示室に入ると、竹内栖鳳のライオン、虎が続けてお出迎えです。迫力満点!

コレクション | 京都・嵯峨嵐山 福田美術館 -FUKUDA ART MUSEUM-お 

展示室のガラスの透明度がすごくて、直に見ているよう。

伊藤若冲の鶏や、橋本関雪の馬の絵もあって、日本画の動物画が好きな方にはたまらないと思います。

どれもこれもすばらしかったのですが、特に印象に残ったのがこちら ↓

 

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葛飾北斎85歳の時の作品 端午の節句図。

85歳でこの細かい描写。凄すぎる。

ちょうどラグビーワールドカップ 日本対スコットランド戦の日だったもので、つい日本代表のユニフォームを思い出しちゃいました。

 

福田美術館は展示絵画はもちろんのこと、建物や窓からの眺めも素晴らしくて、ぜひまた行ってみたいと思いました。 

 

次に向かったのは、京都文化博物館 ↓ 

 

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昔から、ミュシャって漫画っぽいな、と思っていましたが、逆なんですね。

そらそうだ、よく考えると。

東西の漫画家が、ミュシャの影響を受けているという。

影響を受けているアメコミや、少女漫画の原画も展示しており、漫画好きにはたまりません!こんなところで、山岸涼子波津彬子松苗あけみの原画が見られるなんて!

はあ~っ。ありがたや。

中でも、じ~んと来たのが、花郁悠紀子の「夢ゆり育て」の表紙。 

夢ゆり育て (秋田文庫)

夢ゆり育て (秋田文庫)

 

言われてみれば、髪の表現がミュシャっぽいかも。

花郁悠紀子さん…30年以上前の事ですが、漫画を読んで、その存在を知って大好きになった時には、既に亡くなっていたという…。

享年26歳。

その時点で発売されていたコミックスを全部購入して、大事に大事に読んだっけ。

原画を見て、しみじみと思い返しました。 

合掌。

 

京都って、京都マンガミュージアムもあるし、京都精華大学竹宮惠子が元学長をしてた)にはマンガ学部もあるし、マンガと縁の深い土地で、このような展示を見ることができて、とても興味深かったです。