夏に食べたいジェノベーゼ スパゲッティ専門店ダローロ
夏になると食べたくなるもの…色々あります。 ちなみにこのブログをスマホでご覧の方は、タイトル下の「夏に食べたくなるもの」のタグをポチると一覧が出てくるので、良かったらご覧ください。
で、こないだ食べたくなったのがスパゲッティのジェノベーゼ。
バジルと松の実を潰してペースト状にしたソース。見た目は地味なのですが、さっぱりしているのにコクもあって妙にあと引く味わいで、時々…特に夏場に食べたくなる。
ただ、どこのスパゲッティ屋さんにも必ずあるというわけでもない。
材料とか作り方とか、割とシンプルだと思うんだけどなんでだろ。見た目が地味だからかな。
その日はお昼過ぎ、天文館を歩いている時にジェノベーゼを食べたくなったので、スパゲッティ専門店ダローロへ。
詳細はこちらをどうぞ ↓
http://www.tenmonkan.com/shopdb/?shopid=1415
この店はしょっちゅう行列が出来ています。
でもこの日はお昼をだいぶ過ぎていたせいか、カウンター席が一つ空いていてするりと着席。
このお店は、すべてのスパゲッティにバーニャカウダと… ↓
季節のスープ ↓ がついてきます。
ここのバーニャカウダ、おいしくて好きです。
ソースも充分にあるので、たっぷりつけても大丈夫!
あと、シンプルな具材のスパゲッティを注文しても「野菜とったもんね」という気になるし。
そして、ジェノベーゼ!
はぁ〜、これこれ。
食べたいモノを食べたい時に食べられて幸せ〜。 以上3点で1,200円。
そして、この日はちょっと贅沢してデザートにコーヒーゼリーとブラマンジェも。プラス300円でした。ふう〜っ大満足。
ちなみにメニューはこんな感じ ↓
このお店では「ジェノバ風バジリコのペースト」という名称でした。
ご馳走さまでした。
追記
その後、ダローロは天文館から移転してしまいました ↓ 残念。
ゆとりの空間 山形屋店
料理家栗原はるみさんのお店、ゆとりの空間 山形屋店に行ってきた。↓
http://www.yutori.co.jp/shop/restaurant/kagoshima.html
ゆとりの空間 宮崎山形屋店には10年くらい前に行った事があって、鹿児島の山形屋にもあるといいのになぁとずっと思っていたので、しばらく前に開店した時は嬉しかった!
鹿児島店開店当時のランチタイムはいつも大行列で、入り口からエレベーターの前の椅子までズラッと待っている方が座ってましたが、もう落ち着いたかな?と思って行ってみた。
私は特に料理好きな「ハルラー」というわけでもないのですが、料理本をゴロゴロしながら眺めるのは昔から好き。
その中でも20年ほど前に出会った栗原はるみさんの「ごちそうさまが、ききたくて。」と「もう一度、 ごちそうさまがききたくて。」は、とにかく写真やレイアウトが綺麗で、よくめくっては「おいしそ〜」と溜め息をついてました。
ごちそうさまが、ききたくて。―家族の好きないつものごはん140選
- 作者: 栗原はるみ
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1992/11
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 91回
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もう一度ごちそうさまがききたくて。―ちかごろ人気の、うちのごはん140選
- 作者: 栗原はるみ
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1994/10
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 31回
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ちょうど年齢的にも家庭料理が食べたくなる頃だったので、その中のいくつかは自分でも作ってよく食べていました。今でも作り続けているレシピもあります。
あ、そういえば昨日も「小松菜と厚揚げの煮物」を作ったんだっけ。お世話になってます。
で、この ゆとりの空間 では、栗原はるみさんの料理本でおなじみの料理がいただけるんです。一度食べてみたかった!という方はもちろん、栗原はるみさんのレシピを作った事のある方は、果たして自分はレシピをちゃんと再現できていたのか?確認できるチャンス。
ちなみに私は、栗原さんのレシピ「千切りにんじんとツナのサラダ」をスライサーで作っているのですが、以前ここのお店で食べたら、にんじんの太さが違った…こっちはちょっと太かった。
で、太さが違うだけで、料理の印象が結構違って驚いた。
でも、どっちも美味しかったんですよね。
多少ザックリ作っても美味しいというのが、栗原はるみさんの人気の秘密かも。
メニューは月ごと、季節ごとに変わって楽しいし、定食や丼ものとボリュームもいろいろ選べます。
今回頼んだのは、
栗原さんちのえらべるお昼ごはん 税込1,404円↓
メインは6種類から選べます。
これはエビナゲットスイートチリソース
副菜は毎月変わります。
7月は、そうめんサラダと五色きんぴら
飲み物とデザートも付きます。
テーブルに置いてあるペーパーには、栗原はるみさんのレシピが沢山紹介されてます。
このペーパーは持って帰ってもいいみたい。
テーブル席もカウンターもあって、グループでもおひとりさまでも大丈夫。
11時に入った時は、さすがに空いていましたが、12時に出ようとしたらテーブル席は満席。早めの入店をお勧めします。
カウンター席には、栗原はるみさんの料理本が一杯置いてあって手に取れるので、購入しようと思っている方は多くの種類からじっくり選べます。
また、食器も栗原はるみさんのプロデュースした商品なので、実際使ってみて気に入ったら、ショップで購入できるのも嬉しい。
私は、一番上の写真に載っている箸置きにもなる豆皿が気になってます。
ちょっと漬物ものっけられて便利そう。
買おうかな〜どうしようかな〜。
なにかと色々楽しいお店です。
かつ寿で ひとりとんかつ
時々、お店でとんかつを食べたくなります。
お店でとんかつ食べるのって、パン粉もざっくりしてたりラードのいい匂いがしてたり、人気店だと 活気もあってワクワクする。
ただ…とんかつ屋さんって女性ひとりで入りにくい。
なんかこう、店構えからして男っぽい店が多いと言うか。
「本気でとんかつ食べたいんだなっ⁉︎」
「本気のやつだけ入ってよし!」
みたいな感じで。
と言うのも私、とんかつは好きなんだけど、量は少しでいいのです。4切れくらいで。
食べきれないから。
気の置けない同行者がいる時は食べ始める前にとってもらったりできるのですが、ひとりで行って食べきれなかったらお店の人に申し訳ない…と思うとますます入りにくい。
メニューに串カツ定食がある店、増えるといいのに。
大阪名物の一口サイズのじゃなくて(もちろん、あれはあれで美味しいけど)ほら、あの豚と玉ねぎが交互に串に刺してあるの。あれ二本とキャベツと味噌汁、ご飯があれば充分なんだけど。
漬物なんか付いてるともう、言うこと無しなんだけど。
そんな〝とんかつ少食″の私がひとりとんかつの時行くのがアミュプラザ地下の「かつ寿」。ホームページはこちら↓
http://www.jf-group.co.jp/restaurant/katsuju/
カウンターがメインのお店で、駅ビルという事もあって入りやすい。
女性ひとりでも全然大丈夫。
先日、ひとりで食べに行った時も私の両隣は
女性お一人様でした。
私がいつも注文するのは
ヒレ&野菜かつ定食970円 ↓
かつを見やすく並べてみました ↓
とんかつの量が私にとって理想的なのと、他ではあまり食べる機会のない野菜かつが食べられるのが嬉しい。
野菜は季節によって変わりますが、この日はズッキーニ、茄子、かぼちゃ。
パン粉は豚肉が粗めで野菜が細かめ。
とんかつ用のソースは甘口と辛口があり、別に野菜かつ用のたれも付きます。
ハーブソルトやすりごま、からしもあるので色々試せるのも楽しい。
キャベツはお代わり自由で、わざわざ呼ばなくても向こうから頃合いを見計らって声を掛けてくれます。
ドレッシングは和風とだいだいの2種。
お漬物は取り放題。
ちなみにご飯の盛りも注文する時聞いてくれます。私は少なめで丁度いい。
メニューはこんな感じです ↓
ふと、とんかつが食べたくなった時に女ひとりでもふらっと入りやすくて千円でお釣りがくるかつ寿、お世話になってます。
墓じまい…終了!
墓じまい…それは私の母(80代)が数年前から考えていたことでした。
詳しくはこちらをどうぞ ↓ めんどくさかったら飛ばしてください。
あれから足掛け2年、母はついに鹿児島市の納骨壇を購入、そしてこの春、納骨まで無事終了しました。
長かった…。
まあ、こんなに時間がかかったのは、「納骨壇を作るらしい」という情報を聞きつけてから完成するまで待ってたからなんだけど、完成してみればちゃんとした駐車場もあるし、木の香りがするとっても気持ちのいい建物だし、法要をする本堂は床暖房で快適だし、大満足。
家から少し遠くなったものの、母も私もこれから更に年取っていつまでも今の住所にいるとは限らないし、新しい納骨壇は市電の停留所すぐなので、自家用車を手放しても行きやすい。
実は私、墓じまいをするにあたって、一番びびっていたのは遺骨の移動でした。
事前に市役所の環境衛生課に提出する書類関係は、まあ面倒だけど聞きながらなんとか済みました。
それよりも気になったのは、納骨壇の注意書に、墓地に納められている骨壷には水がたまっていることがあるので、必ず乾燥させるか再火葬するかして持ち込むようにと書いてあった事。
母が既に墓じまいを済ませている友人たちにリサーチしたところ、
「晴れた日に墓参りに行って天日干しをした」「火葬場で再火葬した」との声。
天日干し…お墓で遺骨を広げる…乾くまで待つ、はちょっと勇気がないなあ…ということで再火葬にすることに。
幸いにもウチのお墓を作ってくれた石材店はまだ営業されていて、しかも作って下さった方もお元気だったので、手伝ってもらうことにしました。
重い石をずらして墓の下に入ってもらい骨壷をすべて出してもらうと全部で10個。
骨壷には水がたまっているので1個1個蓋をずらして壺を傾け水気を切り、中身の遺骨は一人分ずつビニール袋に移して名前を記入。
遺骨=人骨と思い、最初はおっかなびっくりでしたが、石材店の方々があまりに自然にサクサクお仕事をされるので、こちらもだんだん慣れてくる。
いくつか名前の消えてしまった骨壷があって、ちょっと焦りましが、
「男性?女性?骨の大きさが違います」
「亡くなった年代は?若い方は骨の詰まり方が違いますよ、ほらこんなふうに」
という石材店さんの的確な助言で見分けがついて助かりました。
すべての遺骨をビニール袋に移したら、再火葬の日まで再びお墓の下に入れておきます。骨壷はまた新しいものを買い直すことにして、石材店さんに処分を依頼。
火葬場に「再火葬」の予約を入れ、当日の朝また石材店の方にお墓の下から遺骨を取りだしてもらい火葬場へ。小川町の陶器店で購入した新しい骨壷も持参。
ちなみに骨壷はアマゾンでも売ってました ↓ 何でも売ってるんですね。びっくり。
再火葬は結構早く終わります。缶コーヒー飲んでしゃべっていたらすぐ呼ばれた。
遺骨を新しい骨壷に納めて、いったん自宅に持って帰り、夕方納骨壇の納骨式に出席。で、遺骨の移動は終了。
はあ~っ、仕事量としては大したことないんでしょうが、遺骨を扱っていると思うと、妙に疲れる体験でした。気が張るんでしょうか。
その後、納骨壇でのお墓参りは快適です。
お花を換えたり草むしりをしたり掃除をしたりが無い分、あっという間に済んでしまうのでイベント感はありませんが、天気や暑さ寒さを気にしないでいいし、お盆や彼岸の時、混み合った狭い道路を神経を使いながら運転しなくてもいいと思うと気が楽。
先に墓じまいをすませた母の友人達が「楽よ~」、「ホッとした」 というのも分かるな、と思うのでした。
英作家ジョージェット・ヘイヤーにはまる
最近、イギリスの小説家ジョージェット・ヘイヤー(1902~1974)に夢中になってしまい、1~2日に1冊のペースで読んでました。
ロマンス小説で有名ですが、探偵小説も出してる。
そもそもなんでこの人を知ったかというと…
少し前、ヒュー・グラントの出る映画「リライフ」を見に行ったんです。
その中でヒュー・グラントがジェーン・オースティン(1775~1817)の小説をバカにするシーンがありまして…
ちなみにヒュー・グラントはオースティン原作の「いつか晴れた日に」に出演してるし、オースティンの代表作「高慢と偏見」をベースにした「ブリジット・ジョーンズの日記」にも出てる。
その彼がオースティンを小馬鹿にする!というのが可笑しくて大笑いしたのですが、映画を見た後、オースティンの小説を読んでみたくなってチャレンジしたんですね。
ところが…なんだかページが進まない。
普段、あんまり小説を読まないからかなあ…頭に入ってこないなあ…訳と相性が悪いのかなあ。いろんな出版社からいろんな訳が出てるし、ほかにいい訳のないかなあ…
で、調べていたら、「ジェーン・オースティンの再来」と言われるジョージェット・ヘイヤーのことを知ったのでした。
んで、なぜかオースティンを探していたのに、いまやどっぷりヘイヤーにハマるきっかけとなったのはこの「ひと芝居」↓
最初は正直、出版社がハーレクインというのにちょっと躊躇。
だって、なんかこう、大昔本屋さんで見かけたハーレクインって、あのペーパーバックの、タイトルと表紙がアレな…レジに持っていくのが気恥ずかしいようなイメージがあったもので…(あ~、ごめんなさい)でも内容紹介を読んでみると、「姉と弟は性別を入れ替え美貌の兄妹としてロンドンの社交界に登場…」ってもう少女マンガ好きなら大好物な設定!
ちょっとシェイクスピアの「十二夜」みたいじゃないですか!双子じゃないけど。
また、このヘイヤーは「ヒストリカル・ロマンスの祖」と言われているらしく、ロマンス小説家のほとんどが彼女の作品を愛読し影響を受けているらしい。
なんだろ、日本の少女漫画界におけるモー様(萩尾望都)みたいなポジションなのかなあ?
興味をそそられます。
で、思わずポチって読んでみたら…(Kindle版はこういう時便利ですよね)
面白い!サクサク読める。
会話が洒落てる。キャラクターが魅力的。
そんでもってライトノベルにありがちな心理描写がほとんどない。
さすがに主人公ヒロインの心理描写は多少あるのですが、相手役の親切な年上の紳士、サー・アントニーについては一切ない。
「眉をあげた」「力強い手が一瞬止まった」…こんな振る舞いを手掛かりに彼のヒロインへの思いを推し量っていくわけですが、これがドキドキする。
姉弟の詐欺師のお父さんもカッコいい。
最後、もつれた糸をすっとほどくように万事解決するさまは爽快です。
他にもこれらの作品がありまして ↓
内容紹介を見ると分かるんですが、双子の入れ替わりや男装女子、悪魔公爵、放蕩者の男爵、清らかな令嬢、後見人、女相続人…と少女マンガ好きが飛びつきそうなワードが一杯。
これ、50~90年くらい前の作品なんですよね。
なのにまったく古い感じがしない。
上記のうち何冊かには現代の人気ロマンス小説家が、まえがきをかいているのですが、みんな熱い!
この本は大いなる喜びであり、本と同じ重さの黄金よりも価値があります。
ー「ひと芝居」ー
生まれてこのかた、いったい何度読んだことか。今度で百回目くらいにはなるでしょう。
-「素晴らしきソフィー」-
もしあなたがまだジョージェット・ヘイヤーを一冊も読んだことがないのなら、魅了される覚悟をしてください。-「悪魔公爵の子」-
ヘイヤーの影響力はいまも続いていますし、これからもずっと続くでしょう。
-「愛の陰影」-
なんかもう、好きで好きで尊敬しまくっている感じが伝わってきます。
どれもそれぞれに面白いのですが、私が特に気に入っていて読み返しているのは「令嬢ヴェネシア」と「フレデリカの初恋」。
勝手に舞台を日本にしてドラマにするとしたら…と頭の中でキャスティングして楽しんでます。
ヴェネシアは満島ひかりでダマレル卿は伊藤英明がいいな、とかフレデリカは杏でアルヴァストークは玉山鉄二がいいかもなんてね。
ああ、やっぱり「素晴らしきソフィー」も捨てがたい。
チャールズは東出昌大で。
融通のきかない感じを上手く出してくれそう。
ロマンス小説は古本屋まで探してすべて揃えたので、こんどはこの人の探偵小説も読んでみようかな。
そして、おっと忘れちゃいけないオースティン。
アマゾンでBBCドラマの廉価版を見つけたので ↓
ドラマを見てから小説にチャレンジすることにしました。
これなら映画版より長くて詳しいので、小説にも入りやすいかも。
もうすぐ母の日なので、実家に持って行って母と一緒に観ようかな~と計画中です。「ブリジット・ジョーンズの日記」も大好きだったので、コリン・ファースが主人公の相手役と知ったら大喜びなんじゃないかな。
楽しみです~。