鹿児島の生活 ことり日記

鹿児島在住、犬と猫とおいしいものが好き。

酔っぱらいの終着駅⁉ ラーメン専門のり一

居酒屋の記事が続いたので、〆はラーメン!

 

鹿児島の天文館で酔っ払ったオジサンたちが、〆のラーメンを求めて深夜にやってくるのが「ラーメン専門 のり一」。

r.gnavi.co.jp

高見馬場、ワシントンホテルの2本裏にあります。

飲み屋街なので、昼間は結構静か。

 

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私も 昔、真夜中にラーメンが食べられるくらい若いころ、1回だけ行ったことがあります。

深夜なのに、ものすごく混んでて活気があったのは覚えているのですが、ただ、大昔すぎてどんな味だったか記憶にないんですよね…。

 

それがなぜ今頃ふたたび食べに行ったかというと、ちょっと前に宝山ホール春風亭小朝師匠の落語を聞きに行った際、師匠がのり一ラーメンのことを絶賛してたんです。

ものすごく好きで楽しみにしてたのに、当日お休みだったか営業時間が合わなかったかで食べられずに本当に悔しい、とそれはそれは残念そうに語っておりまして。

 

落語家さんだから日本中いろんなところに行かれるだろうに、ここまでおっしゃるってどんだけ美味しいの?

 

でも、深夜まで飲みに行くことなんてもうないしなあ…と思っていたところ、何と! 最近、昼も営業しているのを知って行って来たというわけ。

 

ラーメン中400円とゆで卵50円。券売機で前払い。

一般的にお値段高めの鹿児島のラーメンにしては、信じられないくらい安い! 

 

ゆで卵はカウンターの上にどどんと置いてあります。

ゆで卵のチケットを出すと、専用の金属の小皿をくださるので自分で取ります。

今も夜の天文館通いを続けている知り合いによると、酔っぱらいさんたちは、このゆで卵を食べながらビール飲んで、ラーメンが出来るのを待つんだそうな。

 

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いただきま~す。

 

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透明感のあるスープであっさりめ。

多くの人が思い描く鹿児島ラーメンのイメージとはちょっと違う。

優しい味だけどコクもある。美味しい。かなり好みです。

 

このくらいあっさりだと、胃にもたれなさそう。

〆のラーメンとして人気があるのも納得。

 

チャーシューも少な過ぎず多過ぎず、ちょうどうれしいくらいの枚数。

チャーシューって足りないのもさみしいけど、多いのもありがた迷惑な時あるからね。

 

そして、麺がなんだかもっちりつるっとしててこれまた好み。

中ってどれくらいかな?と思いながら頼みましたが、ゆで卵と合わせて私にはちょうどよい量の昼食でした。

 

以前は夜しか営業していない時期もあったと記憶していますが、またお昼食べに行こうっと。ごちそうさまでした!

 

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追記 

小朝師匠のブログを見たら、私が落語会に行ったのは2016年の11月でした。

師匠の落胆ぶりがすごい ↓

ameblo.jp

 ちなみに、小朝師匠のブログ内検索で「のり一」の記事を探すと6本ヒット。

本当にお好きなんですね。

 

鳥専 一保で 勝手に夜のやきとり定食

お酒が飲めないのに、居酒屋メニューが好きですシリーズ‼︎

 

最近、何度か夜の居酒屋で夕食をとる機会がありまして、そういえば昔はどんな店で食べてたっけ?と思い出して行ってみたのが、鳥専 一保(いっぽ)。

 

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中央ビルとワシントンホテルの間を、新屋敷側にず~っと歩いて右側にあります。

 

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私、よく通っていたのは20年以上前でして………

その頃に比べるとお店のスペースが2倍くらいになって、綺麗になっています。

メニューはこんな感じ。

 

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あんまり変わってないな~、と思って見てましたが…

ん?からあげ、こんなに種類あったっけ?

 

お店の方に聞いたところ、以前の「からあげ」は「こま」を頼むといいそうです。

で、昔を懐かしみつつ頼んだのがこちら。

 

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オニオンサラダ。これは必ず一人一皿頼む。

シンプルだけど、なんか美味しいの。

キャベツと枝豆はお通しです。

 

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からあげ登場!そうそう塩で食べるの。

揚げたてで肉汁じゅわ~。

これは1~2人で一皿。

 

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手羽焼きの塩。皮がパリッとしてます。

これも一皿ふた串を一串ずつね。

 

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つくねとねぎまはおにぎりの友として取っておく、と。

甘めのタレがご飯に合うからね。

 

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豚バラと砂ずり。

途中に違う食感も欲しいからね。

 

最後におにぎり、味噌汁が到着しておしまい。

おにぎり、ほかほかでつやつや。

なんと2個で200円ですよ!

 

味噌汁もカボチャや根菜、大豆がどっさり入って食べごたえがあります。

あ~、美味しかった!懐かしかった!

 

で、ふと壁に飾られた色紙の数々を眺めていると…

ええ~!!おでんくんだ!

 

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リリー・フランキーさんが好きなんです。

やっぱり大好きなナンシー関さんと雑誌で対談していた頃から。

対談をまとめた単行本「リリー&ナンシーの小さなスナック」も捨てられずに持っています。

 

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確認してみたら、2000年9月号から始まった連載をまとめた本だった。

20世紀…ですね。しみじみ。

 

そして、今でも文庫で売ってた。びっくり。 

 

小さなスナック (文春文庫)

小さなスナック (文春文庫)

 

 

読み返してみたら、やっぱりおかしくて声を出して笑ってしまった。

この本、バカバカしくてとっても楽しいのに、最後の対談からリリーさんの書きおろしの文章までの流れが本当にシリアスです。

 

こんな現実、誰も想像もしなかったよ…

 

そのシリアスさ故に、対談の明るさがキラキラ際立つというか…。

多分、いつまでも捨てないで時々読み返すんだろうな。

楽しい気分になりたい時に引っ張り出すんだろうな。

 

久しぶりの一保来訪は、何かと懐かしい夜でした。

鹿児島 何かと便利な居酒屋 恵福に行ってきた!

お酒は飲めないけれど、居酒屋メニューが好きだと言っていたら、鹿児島中央ビル地下の「恵福」(けいふく)というお店を教えてもらいました。

 

www.kagoshima-cb.com

  

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メインは長崎ちゃんぽんと長崎皿うどんですが、「美味処 恵福」ということで、他のメニューも豊富です。

 

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まずは好物のポテトサラダ ↓ ボリュームがあります。良心的な量です。

 

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とり刺身 ↓ 「たたき」ですね。皮が香ばしくてとっても美味しかった!

あまりとり刺しは得意じゃないんだけどバクバク食べてしまった。

 

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焼き鳥 ↓ 安定の味です。 

 

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餃子 ↓ ちょっと小さめ。一口でいけるので話しながら食べやすい。

 

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特製チャーハン。

スープ付きと書いてありましたが、二人で行ったら2個付いてきました。

最後にご飯ものを食べると落ち着きます。

 

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そういえばとり刺しの醤油も2個付いてきた。

取り皿もササっと用意してくださいました。

こういうの嬉しいですね。

 

気に入ったので、ランチにも出かけました。

すると、13時半ごろと遅い時間にもかかわらず、8割がた席が埋まっていました。

夜来た時はおっさん居酒屋のイメージでしたが、ランチ時はOLさん達のグループもいてなんだか華やかです。人気のランチスポットなのかな。

カウンター席があるので一人でも入りやすいですよ。

 

その日は日替わりランチのハンバーグが売り切れで、からあげ定食か野菜炒め定食ならできるとのこと。

野菜炒めって、身体にはいいだろうしお値段だってリーズナブルだし、「これ頼んどきゃ、あれこれ各方面いいだろ」って分かっていながら頼まないメニューの一つですよね。なんかパンチに欠けるイメージというか…。

ただ、先日夜に来た時に「ここ、野菜炒めも美味しいんだよ」と聞いていたので、迷わず野菜炒め定食を注文。

 

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野菜炒めに、ご飯、味噌汁、漬物、酢の物、冷やっこ付きで680円。

これすごく良かった!美味しかった!ちゃんぽんの頭部分といった感じ。

そういえば、ここ、長崎ちゃんぽんと長崎皿うどんがメインのお店でしたっけ。

私、ちゃんぽんや皿うどんの頭の部分が好きなので、夢のような野菜炒めでした。

「最近、野菜不足だな~」とおっしゃる方、女性だったら「森のかぞく」を、男性だったら、ここ恵福をお勧めしたいな。

 

オフィス街のど真ん中にあって、夜は17時から開いているので、仕事で鹿児島来たけど夕方帰らなきゃ時間がない…という方もサクッと焼酎が飲めて便利かなと思いました。

メニューにある「お得なコース」1,480円なんてほんとにお得だと思う。

宮崎 入りにくい居酒屋「活火山」に行ってきた‼︎

先日、宮崎の「活火山」という居酒屋に行ってきました。

 

https://tabelog.com/miyazaki/A4501/A450101/45002896/

 

知り合いが宮崎在住の方から教えてもらったお店です。

私、下戸なのですが居酒屋でいろんな料理をつまむのは好き。

 

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パッと見、「入りにくい居酒屋」って感じしません?

ちなみにのれんの左側に見える「活火山」の店名は、白い紙にマジックペンで書いてありました。いい感じの力の抜け方です。

 

1年程前に初めて行ってから、妙に気に入って今回3回目。

店内は昭和な雰囲気(褒めてます)。

入ってすぐこじんまりしたカウンター席があり、小上がりの座敷は衝立で仕切ってあります。なんか落ち着く。

 

30年くらい前、よくこういう店に会社の人たちと行ったなあ…

会社のオジサンが「ここはコロッケがうまいんだよ」なんつって。

「へ~、そうなんですか?」と答えつつ焼酎のお湯割りを作ってあげたりなんかしてたな、懐かしい。

 

メニューはこんな感じ ↓

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下戸2人だったので、のん兵衛さんたちの邪魔にならないよう開店と同時に入店。

ウーロン茶を注文。

 

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ペットボトルで出てくるので飲む分だけグラスに注いで、残ったら持って帰れます。

 

カツオの刺身。

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有無を言わさず刺身の上にニンニクがのっかってます。

「ウチはコレがうまいと思う」って感じでしょうか。

実際美味しいんですよ。

 

チキン南蛮 ↓ タルタルが甘めで美味しい。

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コロッケ ↓ そういえばこのお店もコロッケが評判らしい。

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クリーム系ではないのですが、なんかジャガイモがトロっとして自然な甘さがある。 

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コロモのサクサク感とか、ソースのこっくり感がすごく好み。

 

そして、ご飯が食べたくて、メニューにないのに図々しく頼んだおにぎり。

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ソースのかかったアッチッチの揚げ物をかじり、握りたてのおにぎりをほおばる幸せ。

時々たくあんをポリポリ。

 

おでんは好きな具を選んでオーダー ↓

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 このおでん、味噌味にほんのり柚子の香りがしてさっぱり美味しい。

つゆだくにしてもらってゴクゴク。

大根と卵は外せないな。

 

お刺身、揚げ物、おでん。

この3つが全て美味しくて、他にも食べてみたいものがあるのに、いつもお腹いっぱいになってしまう。

この日も入店から40分程で満腹になりお会計でした。

 

他のメニューは今後のお楽しみとして、少しずつ制覇してみたいと思っています。

松本隆特集で島津亜矢が好きになる!

ちょっと前のことですが、3月6日放送のNHK「うたコン」は作詞家・松本隆特集でした。

私、松本隆さんが松田聖子ちゃんの作詞をしていた頃から大好きなんです。あまりテレビには出ない方ですが、この日は生放送に出演と聞いてすっごく楽しみにしてました。

 

聖子ちゃん初めてのベストアルバム「Seiko・plaza」はレコードを買って何度も何度も聞きました。2枚組でね、ちょっとした箱みたいなパッケージだったよね確か。

封入されていた特製クリスタルシングル「With You」が透明なシングルレコードでまた素敵だったんですよ~。

もうレコード針を落とす前からドキドキしたのを思い出します。

 

今でも松本隆作品は聴いています。

なんだろ、聴くといきなり違う世界に連れていかれるような、そんな感じが好き。

あと、知らない世界や言葉を教えてもらえるようなところもありますね。

 

「うたコン」でゴスペラーズ村上てつやさんがおっしゃっていましたが、小学生の頃、聖子ちゃんの「セイシェルの夕陽」でセイシェルって何ですか?って思って自分で調べたそうです。

そういえば私も聖子ちゃんの「Rock'n'roll Good‐bye」でバンジョーって何ですか?って思って調べたのを思い出した。懐かしい。(ちなみにバンジョーは楽器です)

 

 

 話は変わりますが、私が昔好きだったドラマで2010年のNHK時代劇「咲くやこの花」というお話がありました。

成海璃子ちゃん演じるヒロインの町娘は百人一首が大好きで「大江戸かるた腕競べ」を勝ち進んでいくのですが、このストーリーで鍵となる歌がこちら ↓

「由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ恋の道かな」

 

これ聞いた時、松本隆さんが作詞した薬師丸ひろ子さんの「Woman~Wの悲劇より~」と聖子ちゃんの「哀しみのボート」が頭に浮かびました。

いずれもオールや櫂をなくして、もはや制御できない舟の行方と、運命に流されるままの恋の行く末を重ねている…。

 

以前、松本さんがインタビューか何かで「恋愛は普遍的なものだから時を経ても詩が古びない」といった内容のことを語っていたのですが、この百人一首を聞いた時、「すごい、恋の歌って百人一首の昔から現代まで変わらないんだ」と驚いたのを覚えています。

 

さて、そんなこんなで楽しみにしていた「うたコン」。

聖子ちゃんや原田真二さん、薬師丸さんに南佳孝さんまで!  とてもゴージャスな出演者たちにワクワク。もちろん録画もしましたが、生放送も楽しみたくて気合を入れて観ていました。

 

で、ゴスペラーズの「君は天然色」が終わって、演歌歌手の島津亜矢さんが振り袖姿で現れた時、「あ、ここは録画で見ればいいかな、ちょっくらトイレに…」と席をはずそうとしたのですが(ごめん、亜矢さん)、山下達郎「DREAMING GIRL」を歌いだすと動けなくなってしましました。

 

う、上手い!

ものすごく上手い!聴いてて気持ちいい!

島津亜矢さんってこんなにいい声で上手かったの‼

テレビの前で固まってしまいました。

 

いやはや、演歌の人なんだから上手いんだろうなとは思っていましたが、なんかもう感動レベルに良かった。

サビの高音部分とか、聴いてて体がふわっと浮き上がる感じ。ちょっとびっくりした。

 

 歌い終わった後は 会場で松本隆さんも、

「 島津亜矢、最強ですね」

「はっきり、ノックアウトされました」

 と、べた褒め。

 

 当日の様子は亜矢さんのブログや… 

www.shimazu-aya-koenkai.com

 

 司会の小郷知子アナ(この人も上品で大好き!)のブログでも紹介されています。

www.nhk.or.jp

 

ちなみに 島津亜矢さんのことが気になってアマゾンを見たところ、既にカバーアルバムが4枚も出ていて、どれも大好評っぽい。

 

Singer

Singer

 

 そしてカスタマーレビューが高評価で熱い!

あ~、亜矢さんが歌う「SWEET MEMORIES」が聴きたい。

コンサートにも行ってみたい。洋楽のカバーも生で聴いてみたい。

 

コーフンして、実家に行った時に母に「島津亜矢って歌、上手いね!」と話したら、「亜矢ちゃんは上手かよ。知らんかったね?」と何を今さら的な扱い。知ってる人には当然のことだったか…。

 

松本先生もお気に入りっぽいので、これを機会に松本隆さんだけのカバーアルバムを出してほしいなあ。そしたら絶対買うんだけどね。